「私は本番に弱いタイプでした。模擬試験くらいの緊張ならいいけど、本番の緊張が耐えられなくて、よく失敗しました。
高校受験のときも学校間で調整があるから志望者が落ちることはあまりないのですが、1人だけ落ちる年の受験だったのでものすごく緊張したことを覚えています。
京大がダメとわかったので、滑り止めの早稲田が本命の形になり、そうなると受験の当日恐ろしく緊張し、当然のように落ちてしまいました」
安政さんに浪人した理由を聞いたところ、「行くところがなかったから」と答えてくれました。
駿台予備学校で下宿をしながら1年目の浪人をしていた安政さんは、とても成績が上がったそうで、駿台の早稲田大学の模試では全国8位になりました。それでも、「周囲に2浪の人もいたし東大志望も多かったので、せっかくこれだけ頑張っているんだから今年は東大だけ受けよう」と考えて東京大学の文科3類を単願します。
しかし、この年も緊張で頭が真っ白になって落ちてしまいました。
2浪でなんとか早稲田に合格。卒業後、主婦に。
2浪目も駿台予備学校で受験勉強をしていた安政さんは、前年度8位だった駿台の早稲田模試で2位になります。東京大学もA判定ではなかったものの、射程圏に入る成績をキープしていました。
「この頃にはだんだん、自分が落ちるのは成績じゃない。本番で頭が真っ白になるという根本的な問題がある限り合格は無理だ、と悟ってしまいました。親は何浪してでも東大を目指していいという感じでしたが、2浪で受かったところへ進もうと思いました」
そしてこの年の東大受験も2次試験でパニックになってしまい不合格になりますが、併願校だった早稲田大学は受験した3学部とも合格したので、第1文学部に進学することに決めました。


















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