《50歳で東大合格》憧れ再燃で東大受験した主婦が息子を亡くした悲しみ越えて描く夢

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早稲田大学に入ってからは、「勉強ばかりするのに疲れた」こともあり、混声合唱団のサークルに入って活動し、それなりに楽しい大学生活を送った安政さん。早稲田大学を出てからは塾の先生をし、結婚してからは専業主婦をしばらくやっていました。

長男が中学校に入る頃にまた塾に勤めはじめ、次男が中学に入る43歳のときに自宅で塾を開いた安政さん。それからも家で塾をしながら子育てをしていましたが、49歳になり、次男が高3で東大を目指していたタイミングで、久しぶりに東京に向かいます。

「息子が東大を受験」キャンパスライフが羨ましかった

「混声合唱団の友達から、早稲田大学のホームカミングデーというイベントに参加しないかと言われ、こんな機会は滅多にないと思って久々に東京に行きました。

せっかくだから息子が受験する、自分が昔目指してかなわなかった東大を久しぶりに見ようと思って、駒場と本郷に行ってみたのですが、そこで学生がパソコンを立ち上げたり本を読んだりしているのを見て、息子が入ったらこの中の1人になるのかと思うと羨ましいなと感じたのです。

当時、NOVAでイタリア語を勉強していたのですが、先生にその話をしたら『マユミも受けてみればいいじゃない』と言われました。最初は驚きましたが、それもありだなと思い、次男が東大を不合格になった49歳の3月に、自分も東大を受けようと決意しました」

語学が好きで、ラテン語や古代ギリシア語の勉強をしたいと考えていたことも大きかったようです。

「ラテン語やギリシア語は、フランス語やイタリア語と比べて、自分で参考書を買って勉強していても難しくて行き詰まるんです。だから語学を1人で学ぶための基礎を先生のもとでしっかり学べると思って東大の文科3類がいいなと思いました」

計画を立てるのが好きだった安政さんは手帳を使ってスケジュールを組み、自分に必要なことに優先順位をつけてクリアしていったそうです。

「1番大きかったのは、過去問を見てみると私が受けたときの東大の試験とあまり変わっていなかったことです。だから、この試験形式だったら頑張れば、当時の成績に戻すことができて受かるんじゃないかと思えました」

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