「昼間なのに人とすれ違わない」「天井に蜘蛛の巣、落書きも散見」…かつての商都で閑散、改善策も実らなかった「茨城の廃墟モール」苦難の歴史

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「モール505」の周りには専用駐車場のほか、いくつかのコインパーキングが点在しているが、いずれも規模は小さく有料である。

「モール505」専用駐車場
「モール505」専用駐車場(筆者撮影)

また「モール505」は5つの棟に分かれているが、歩くにしても長い1本道のため、目的の店舗へ行くのに時間がかかる。屋根のないオープンモールで天候にも左右されることも相まって、ブラブラと歩いてショッピングしにくい。このような動線の悪さも課題である。

廃墟化した3つの要因

冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。

①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、③アクセスの悪さ、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻、⑦核テナントの撤退

「モール505」が当てはまるのは、①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、④動線の設計ミスである。また、7つの要因のうち⑦核テナントの撤退とあるが、「モール505」にはそもそもスーパーなどの核テナントが存在しておらず、強い集客力を持つテナントがないことも一因だろう。

「モール505」以外にも同様の事例が存在する。続く後編ー全長505メートル「茨城の廃墟モール」失敗の本質では、他の事例を取り上げつつさらに詳しく分析する。

坪川 うた ライター・ショッピングセンター偏愛家

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つぼかわ・うた / Uta Tsubokawa

ショッピングセンター偏愛家・ライター。新卒で大型SCデベロッパーに就職。小型SCデベロッパーへの転職を経て、フリーランスに。国内外で500以上の商業施設を視察済み。宅建・FP2級。熊本大学卒。

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