なぜ反省会を繰り返すチームほど同じミスを繰り返すのか? 失敗を組織の資産に変える15分の技術
「以後、気をつけます」「ダブルチェックを徹底します」といった精神論や、新たな手間を増やすだけの施策は、根本的な解決にはなりません(写真:Graphs/PIXTA)
「なぜ、あなたのマネジメントは罰ゲームなのか」
多くのミドルマネジメントが「罰ゲーム」のような疲弊感に苛まれている。よかれと思ったことが裏目に出る。矛盾した要求の板挟みになり、身動きが取れなくなる。部下の「ちょっとご相談いいですか」という声に、「また仕事が増える」と一瞬身構えてしまう自分に気づき、自己嫌悪に陥る。
「長く続いた疲弊は、やり方を変えれば、終わらせることができるのです」――。話題の新刊『マネジメントの原点――協働するチームを作るためのたった1つの原則』では、連続起業家×AI研究者×投資家の堀田創氏による「マネジメントの負担を軽くする科学的方法論」を紹介している。本書に掲載された生々しい事実から、組織の活力を奪う合意形成コストを最小化し、失敗をチームの推進力に変える科学的な方法を解説する。
「以後気をつけます」という精神論の限界
プロジェクトでミスが起きたとき、多くの現場では「誰が悪いのか」を暗黙のうちに探り合う、重苦しい反省会が行われています。
そこで出される「以後、気をつけます」「ダブルチェックを徹底します」といった精神論や、新たな手間を増やすだけの施策は、根本的な解決にはなりません。
認知科学的に言えば、人間の脳は痛みを含む体験を具体的な教訓に仕立て上げるまでは、そのストレスから解放されません。単なる反省は、リーダーとメンバーの精神を削る「合意形成コスト」を垂れ流すだけで、チーム全員が同じ状況認識を持つ共有認知をアップデートすることには繋がらないのです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事


















