上司との関係:「報連相」のスキルを磨こう

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
拡大
縮小

 

「報告内容にウソや隠しごとがないか? は直接向き合わないとわからない」

などの答えが返ってきました。確かに直接向き合うことで見える部分は少なからずあります。メールでの報告もいいですが、できれば直接向き合って対話したいものです。

さて、仕事コミュニケーションの力量で仕事の成果は変わるのでしょうか? 答えは

「大きく変わる」です。ところが、

「仕事は自分がしっかりやればいいもの。コミュニケーションなんて不要」

と思い込んでいる人はいませんか? それは大きな間違いです。その途中途中の相談・共有によって成果が大きく変わるのです。

たとえば、あなたが会社の人事部の若手社員で、面接した応募者との会話でこのようなシーンがあったとしましょう。

■シーン:人事部若手社員と応募者の会話

「では、現在は就職活動中ですが、いつまでに決める予定ですか?」

「できれば月内には決めたいと考えています」

「わかりました。採用の可否についてはできるだけ早くご連絡します」

これは、すでに役員面接を終わった後に出口まで送る途中でした会話。若手社員はこの会話のあとにどうしたらいいでしょうか?

(1)世間話にすぎないから報告はしない
(2)結論は早いほうがいいと言っていた事実を伝える
(3)採用するなら早く内定を出すようにせかす

まず、事実を上司に報告するのは最低でもやるべき仕事です。ただ、それに加えて

 

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT