冬休みの《Netflix視聴ランキングTOP10》が示す"日本の視聴者の傾向" 年末年始に見られた「番組」「映画」を"2つのランキング"で振り返る

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映画部門の上位4作品には、Netflix独占配信作が並びました。4位の『10DANCE』はNetflix日本発オリジナルで、社交ダンスを題材に、竹内涼真と町田啓太が共演するボーイズラブ作品です。過去に海外各国でもTOP10入りした実績を持ち、日本では3週にわたってTOP10入りを記録しました。

3位はNetflix韓国オリジナル映画『大洪水』です。大規模災害を描くパニック映画で、日本を含む80カ国でTOP10入りし、うち10カ国で1位を獲得しました。主演はキム・ダミと パク・ヘス。グローバルヒット作で知られる俳優陣の起用も、世界的な広がりを後押しした要因と言えます。

2位は、現在も劇場公開中のスポーツアニメ映画『ひゃくえむ。』でした。12月31日からNetflixで世界独占配信され、日本のほか、香港、タイ、台湾でTOP10入りを記録しています。原作は、「チ。 ―地球の運動について―」で知られる魚豊氏の同名漫画。劇場公開と配信が重なる形で、年末年始の視聴につながったと言えるでしょう。

映画部門の1位は木村拓哉主演の人気シリーズ『教場 Reunion』でした。映画の前編として1月1日にNetflixで独占配信され、後編の劇場公開を控える中で、ランキング首位に立ちました。フジテレビ作品を配信と劇場という有料の場に分けて展開する形が、うまく噛み合ったと言えそうです。

教場
木村拓哉が主演の映画『教場 Reunion』(写真:Netflix)

TOP10から見えた「日本の視聴者の傾向」

今回の年末年始ランキングからは、「新しさ」よりも「わかっているもの」が選ばれたという傾向が見えてきます。

Netflix内のランキングではありますが、日本の視聴者が「外さない選択」をしていたことが、率直に表れた結果でした。

長谷川 朋子 コラムニスト

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はせがわ ともこ / Tomoko Hasegawa

メディア/テレビ業界ジャーナリスト。国内外のドラマ、バラエティ、ドキュメンタリー番組制作事情をテーマに、テレビビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は番組コンテンツの海外流通ビジネス。フランス・カンヌで開催される世界最大規模の映像コンテンツ見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、日本人ジャーナリストとしてはこの分野におけるオーソリティとして活動。業界で権威ある「ATP賞テレビグランプリ」の「総務大臣賞」の審査員や、業界セミナー講師、札幌市による行政支援プロジェクトのファシリテーターなども務める。著書は「Netflix戦略と流儀」(中公新書ラクレ)。

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