「オーディション番組」にヒントあり! 知らないうちに社員のモチベが上がる【推せる職場】のつくり方

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また候補者の苦悩や努力、デビューにかける想いといった裏側を知ることで、「知識」が備わっていきます。単なる人気投票ではなく、オーディションのプロセスを丸ごとコンテンツ化するのは、ファンが知識を得る機会を提供するためです。

そしてオーディションの結果が出るまでの間には、番組を視聴する時間のほか、SNSのチェックや拡散、投票などファンの労力を消費する仕掛けが盛りだくさんです。

ファンは「投資」してきた実感がわいて、どんどん「心理的所有感」が育っていきます。

「売れる前から知っているよ」と言いたくなる理由

アイドルオーディションのファンは、候補者の成功や挫折も含めて、自分たちも一緒にストーリーを創っているような感覚を持っているのではないでしょうか。

ファン同士も、ライブの現場やSNSでものすごい熱量の感情を共有していて、さらに一体感を強固にしています。

ファンにとっては、推しがもはや自分の人生の一部であり、推しのストーリーに自分が関与できている手応えが極めて重要なのです。

ちなみに私は野球が好きで、ひいきの球団があるのですが、やはり「統制」「知識」「投資」がそろっているなと確認できます。

スポーツチームの熱いファンは、自分たちがスタジアムで懸命に声援を送ることが、選手の力になると信じています。チームの歴史や、活躍した選手、語り草になっているドラマチックなプレーや試合の記憶も鮮明です。

自分の趣味について「なぜこんなに自分のことのように熱くなれるのか」をわざわざ言語化する機会はないと思います。

でも分析的に考えてみると、確かに「心理的所有感」に結びついているものです。

たとえば、大ブレイクしたアーティストのことで、「売れる前から知っているよ」と、つい言いたくなるのは、「知識」が「心理的所有感」に直結しているからではないでしょうか。

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