「オーディション番組」にヒントあり! 知らないうちに社員のモチベが上がる【推せる職場】のつくり方
「推し活」という言葉を聞いたことがあると思います。
たとえば好きなアーティストのライブに行ったり、グッズを集めたり、SNSで応援の投稿をしたり。自分の「推し」を応援する活動のことですね。
アーティストに限らず、スポーツチームや俳優、お笑い芸人、アニメのキャラクター、インフルエンサー、さらには企業やプロジェクトを応援することも「推し活」です。
2021年には「推し活」という言葉が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、今ではすっかり身近な言葉になりました。
「推し」のためなら、全国ツアーに遠征にも行くし、SNSでの拡散も頑張るし、ときにはファン同士が協力してサプライズを仕掛けたりもするなど、とにかくエネルギーもアイデアもグングンわいてきます。
そして「推し」にいいことがあれば、まるで自分のことのようにファン同士が喜びを分かち合います。
家族や友達と違って、有名人やキャラクターは本来遠い存在です。言ってしまえば他人ごとなのですが、なぜこんなにも自分ごととして、主体的に関わりたくなるのでしょうか。
この「推し」の心理が、共感でつながる関係性の本質をよく表しています。
心を動かす鍵は「心理的所有感」にある
共感型マネジメントと推し活を結ぶキーワードは「心理的所有感」です。心理的所有感は、近年の組織心理学やマーケティングの分野で急速に注目度が高まっている概念で、「これは自分のもの(あるいは一部)だ」と感じることを意味します。
実際に組織活性化のきっかけになるという研究も多数行われてきました。
たとえば「ハーバード・ビジネス・レビュー」が過去に掲載した記事の中では、「ミシガン州立大学のリン・ヴァン・ダインとミネソタ大学ダルース校のジョン・L・ピアースの研究で、従業員約800人を対象に調査したところ、組織に対する心理的オーナーシップは、従業員の仕事への満足感、組織へのコミットメント、仕事の成果、組織市民行動と正の相関が見られた」とあります。


















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