「無敵の20代」に振り回される「気づかい世代40~50代」のつらみ――でも20代も「変わりたい」と思っている

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金間氏(右)、三宅氏(左)
話題は世代間の「ギャップ」にも及んだ(写真:金間氏は尾形文繁撮影、三宅氏はYurina Miya撮影)
現代の若者心理に迫った『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』に続き、昨年末に『無敵化する若者たち』(小社刊)を上梓したばかりの金間大介氏。一方、文芸評論家の三宅香帆氏も、昨年11月に『考察する若者たち』(PHP新書)を出版し、大きな話題を呼んでいます。 偶然にも同時期に「若者」をテーマにした本を世に送り出した二人が、対話を通じて今の時代を読み解くための共通項を探りました。今回は対談の後編をお届けします。

気づかい世代40~50代の「つらみ」

無敵化する若者たち
『無敵化する若者たち』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

三宅 金間さんの『無敵化する若者たち』では、気づかい世代である40~50代についても言及されています。私より上の世代ですが、見ていて上にも下にも気をつかっている感じがあるので、「わかる!」と思いながら読んでいました。

金間 ありがとうございます。今の40~50代は、無敵化している若者たちに疲弊しつつ、その感情をなかなか表に出せません。さらに上の世代からも抑え込まれているから、「もういいわ」と投げ出したくてもそれができない。そんな世代の気持ちを汲み取って、拙著は「若者ってあなたの前では無敵ですよね?」というスタンスで書きました。

休暇を取るにしても、ルール上はいつでも取れるんですが、40~50代は主体的にバランスを取ろうとします。「お盆の時期に私まで休みを取ったら仕事が回らない。じゃあ9月にずらしますね」というのが40~50代。担当するプロジェクトが走っているにもかかわらず、「明日から1週間、休みますのでお願いします」というのが20代。人手が足りない分を何とかするのが先輩の仕事ですよね、とニコニコしながら思っているから「無敵」なんです。

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