「フットワークが軽くて口が達者」 大河「豊臣兄弟!」 豊臣秀吉が織田信長に気に入られた本当の理由

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秀吉の軍師として有名な竹中半兵衛重治の子・重門が記した『豊鑑』(秀吉の一代記)にも、秀吉は信長に直訴して仕えたとあります。

「宮仕えの望みがあります」と川からの帰り道の信長に直接訴えたのです。信長は仕官を許し、秀吉は日々、懸命に仕えるのです。「賢さ」が人より優っていたので、秀吉は出世したと『豊鑑』は記しますが、それだけではなく、秀吉の熱心さを信長は見て、重用したのでしょう。

鷹狩りを好み毎日のように外出する信長に、秀吉は1日も怠らず、藁沓(わらぐつ)を用意したとのこと。

秀吉のバイタリティを考えると…

秀吉は信長にどのように仕官したのか。どれが正しいか判断がつきませんが、筆者としては秀吉のバイタリティを考えると直訴説に魅力を感じています。

(主要参考文献一覧)
・渡辺世祐『豊太閤の私的生活』(創元社、1939年)
・桑田忠親『豊臣秀吉研究』(角川書店、1975年)
・桑田忠親『桑田忠親著作集』第5巻(秋田書店、1979年)
・桑田忠親編『豊臣秀吉のすべて』(新人物往来社、1981年)
・新人物往来社編『豊臣秀長のすべて』(新人物往来社、1996年)
・藤田達生『秀吉神話をくつがえす』(講談社、2007年)
・渡邊大門『秀吉の出自と出世伝説』(洋泉社、2013年)
・柴裕之編著『豊臣秀長』(戎光祥出版、2024年)
・濱田浩一郎『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』(内外出版社、2025年)

濱田 浩一郎 歴史学者、作家、評論家

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はまだ こういちろう / Koichiro Hamada

1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。『播磨赤松一族』(KADOKAWA)、『あの名将たちの狂気の謎』(KADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシスー天下人の危機回避術ー』(ワニブックス)など著書多数
X: https://twitter.com/hamadakoichiro

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