愛子さま訪問で注目されたラオス、正月は中国人ツアー客だらけのリアル。仏教行事も観光化、「映え」目当ての参拝客増加に感じた時代の変化

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だいぶ後になって、筆者が訪問した前年にルアンパバーンが世界遺産に登録されたことを知った。その頃から少しずつ外国人旅行者が増えていったのだろう。21世紀に入るとヴァンヴィエンは「バックパッカーの楽園」「マリファナ天国」として有名になり、欧米の旅行者でにぎわうようになった。

2回目の訪問はほんの半年前。2021年に中国ラオス高速鉄道が開通した後のラオスの変貌ぶりを見たくて世界一周の旅で1週間滞在した。

夜は欧米人6割、中国人3割

25年の大みそかの夜、街全体が世界遺産に登録されているルアンパバーンに飛行機で入った。

ホテルに送ってくれたドライバーが「今夜24時に新年を祝う花火が上がるよ」と教えてくれた。ラオスの正月は4月だが、外国人観光客が集まる街は、新年を祝う雰囲気にあふれていた。

メインストリートには洒落たレストランやバーが並び、欧米人がピザをつまみながらビアラオ(ラオスのビール)を飲んでいる。

レストラン
ルアンパバーンのメインストリートで営業するレストラン。客の大半は欧米人だ(写真:筆者撮影)

同じ通りに衣類や雑貨、屋台飯を売る露店が並ぶナイトマーケットもある。屋台エリアに入ると漢字表記が増え、観光客のアジア人率が高くなる。ココナッツ餅屋台の店員と目が合い、「ニイハオ」と声を掛けられた。

ルアンパバーンのメインストリート脇にある屋台通り
ルアンパバーンのメインストリート脇にある屋台通り(写真:筆者撮影)

ルアンパバーンの外国人観光客の内訳は、体感で欧米人6割、中国人3割、その他1割といったところだろうか。半年前に来たときよりも日本語がよく聞こえる。年末年始だし、愛子さま効果もあるのかもしれない。

ルアンパバーンのジューススタンド
ルアンパバーンのジューススタンド。メニューは英語と中国語が併記されている(写真:筆者撮影)

メコン川沿いにたたずむ小さなホテルに泊まったが、夜が更けても大音量の音楽が鳴り響いている。日付が変わると同時に、爆竹っぽい乱れ打ちの花火が上がった。風情も何もなく、ただうるさい。

夫は、「アジアの秘境と思っていたのに、想像とだいぶ違う」と戸惑っていた。ではあるが、バンコクやホーチミンのような喧噪はなく、車やバイクのクラクションも聞こえない。ナイトマーケットにはしつこい客引きもおらず、ゆっくりと歩ける。観光客にとって穏やかで安全な街であるのは間違いない。

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