結論から言うと、やり方は大きく分けて2つあります。1つは、SNSをうまく使うこと。もう1つは、信頼できる人を1人決めることです。
SNSを使う、そして人に頼る
まずはSNSを使う、です。あまりそういうイメージがないかもしれませんが、最近は受験に関する一次情報が、想像以上にSNS上に落ちている時代です。
大学の公式サイトを文字だけで追いかけても、「結局、何をどうすればいいの?」となりがちですが、SNSでは実体験ベースの話がたくさん流れています。「自分の子どもが〇〇塾に通って、××大学を受けたらこうだった」「総合型選抜を選んだけど、ここが大変だった」といった、生の声です。こうした情報は、制度の全体像を理解するというよりも、「実際に動いた人はどう感じたのか」を知るのにとても役立ちます。
お母さん世代であれば、Instagramが1番使いやすいと思います。発信する側になる必要はありません。見る専門で構いませんし、「受験」「大学受験」「総合型選抜」といったキーワードで、少しのぞいてみるだけでも、「あ、みんな同じところで悩んでいるんだな」と気づけるはずです。それだけでも、気持ちはだいぶ楽になります。
ただし、ここで1つ注意してほしいことがあります。それは、SNSは「情報収集の補助」にはなりますが、「最終判断の拠り所」にはしないほうがいい、ということです。なぜなら、SNSには正反対の意見が必ず存在するからです。
そこで大事になってくるのが、もう1つの方法、信頼できる人を1人決めることです。塾の先生でも、学校の先生でも、教育に詳しい知人でも構いません。とにかく、「この人の話を軸にする」と決められる相手を1人見つけることが重要です。そして、その人の話を「信じる」と決めるのです。
今の受験界隈は、本当にいろいろなことを言う人がいます。「〇〇大学の総合型選抜はおすすめ」という人もいれば、「あそこはやめておいたほうがいい」と言う人もいる。
どちらかが間違っている、というわけではありません。受験には向き不向きがありますし、制度も毎年少しずつ変わります。立場や見ている生徒層が違えば、意見が変わるのは当然です。
問題なのは、親がそのすべてを真面目に受け止めすぎてしまうことです。「この先生はこう言っていたけど、別の記事では真逆のことが書いてあった」「こっちの意見も気になるし、あっちも否定できない」と迷い続けてしまい、結果として子どもへのアドバイスがブレてしまう。これは、現場で本当によく見るケースです。
インターネットを見れば、どんな意見にも必ず反対意見があります。今、僕は「1人信頼する人を決めましょう」と言いましたが、探せばきっと「セカンドオピニオンも大事だから、1人に決めるのは危険だ」と言っている人もいるでしょう。それはもう、そんなもんです。そして、こうした「違うことが同時に正しそうに見える状態」に、多くの親御さんが疲れてしまうのです。
だからこそ、僕はあえて言います。1人、信じると決めた人を作ってください。そして、「この人の方針で行く」と腹をくくることです。もちろん、その人が100%正しい保証はありません。でも、どっちつかずで右往左往するより、ずっと子どもにとっては安心できます。



















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