「共通一次」なら10分で満点?実は過去最高に学力が高い「令和の受験生」が直面する"地獄"の正体
最大の変化は、会話文問題が登場したことです。
高校での学習課程で「日常生活と数学の関係」を取り扱う機会が増えたことを受け、「山の高さを見積もる」、「バスケットボールのシュートの軌道を考察する」、「歩行者と自転車の動きを数列で記述する」といった、一見すると数学に見えないような設定から数学的なモデルを構築させる問題が見られるようになりました。
問題用紙のページ数はセンター試験時代からさらに増えており、「国語の試験のようだ」と言わんばかりに文字がびっしりと並んでいます。この大部分は状況説明と会話文であり、設問の意図を理解した上で、「太郎さんと花子さんが何をしようとしているのか」を理解しなければ、問題を解けないようになっています。

このように、共通テストでは2ページ読んでようやく問題が始まるケースも珍しくなく、数学の能力に加え、短時間で文章中から必要な情報を抜き出してくる能力が問われていると言えるでしょう。
この試験で本当に数学的な能力を測れるか?
筆者個人としては、この試験問題で数学的な能力を測れているかはいささか疑問であり、受験生に対して要らぬ負担をかけていると感じています。
さらに、共通テストの数学の分量は増え続けていることでも知られています。2022共通テスト数学II・Bは22ページにわたり、これは1979年共通一次の数学II・Bに対応する問題が2ページに収まっていたことを踏まえると単純に10倍以上の分量になっている計算になります。



















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