「今世紀最高水準」に達した国債金利――だからこそ再注目したい「個人向け国債」

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日本の財政のイメージ
国債を持つことには、経済的メリットとは別の「大きな意義」があります(写真:mirai4192/PIXTA)
10年国債の金利は27年ぶりに2.1%まで上昇し、5年国債の金利も1.5%を超えてきた。そんな中、ビジネスパーソンはどのように資産運用していけばいいのか。著書『東京カブストーリー』(当社刊)を上梓したばかりの米村吉隆氏は、大和証券に25年間勤務し、投資銀行部門・法人部長を経て独立に至るまで上場企業サイドの意思決定に深く関わってきた。そんな米村氏は、「個人向け国債」に再注目しているという。

知らない人もいるかも?

国債金利が上昇しています。

10年国債の金利が27年ぶりに2.1%まで上昇し、5年国債の金利も1.5%を超えてきました。

東京カブストーリー
『東京カブストーリー』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「政府の積極財政による国債増発を懸念しての金利上昇だ」

「今までの低金利環境が異常だっただけで、正常化に向かう一環だ」

と色々な意見が飛び交っています。

なにしろ27年ぶり、今世紀になって最も高い水準に突入したわけです。でも、慌てる必要はありません。株価や為替、物価など多くのものが同じように今世紀最高水準を更新しています。国債金利だけが特別ではなく日本経済自体が新たな局面に入ったと捉えるのが自然でしょう。

大事なのは、この状況をどう捉え、どう動くのかです。

そこで私が改めて注目する資産運用の手段があります。

それが個人向け国債です。

その名を聞いて拍子抜けした人もいるかもしれませんし、ご存じない方も多いかもしれません。長く続いた低金利と、ここ数年の株価上昇によって、すっかり存在感が薄れていました。しかし実は、今の環境だからこそとても注目すべき金融商品になっているのです。

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