「もうマネジャーなんてやりたくない」管理職が罰ゲーム化する日本企業の決定的な欠陥
調整に時間が溶ける本当の理由
多くのリーダーがマネジメントの疲弊を、「自分の調整能力が低いせいだ」と自らを責めてきました。しかし、どんなに優秀な個人であっても、調整コストを無視した組織のやり方のままでは、いずれ必ず限界が来ます。
日本の組織には、合意形成にかかる負荷をマネジャーの気合いと残業でカバーして無理やり回す、という致命的な欠陥があります。表面的にはスムーズに見えても、その裏でマネジャーが「聞いていなかった」「納得できない」という各所への根回しに奔走し、その精神的な摩耗が組織のスピードを奪っているのです。
この見えないコストを可視化しない限り、管理職の罰ゲーム化は止まりません。本書『マネジメントの原点』では、以上のような組織の非効率を解き明かす次の方程式を提唱しています。
F(合意形成コスト)=μ(摩擦係数)×N(合意内容の複雑さ)



















