転出超過4年連続の広島で、なぜ女性の「クリエイティブ支援」に注目が集まるのか? ジェンダーギャップと雇用課題に向き合う現場の試み

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RiverDo ! 川辺コンソーシアム
現在RiverDo!川辺コンソーシアムの仕事を手伝いながら「デザインスキルを身に付けたら、仕事の幅が広がるかも」と思って参加したというTさん(筆者撮影)

「Adobe Expressは直感的に使えて、楽しかった」

Tさんは、今回ミライノ+のコンテンツを作るグループにいらっしゃったが、普段はRiverDo!川辺コンソーシアムの事務仕事を裏方として手伝っているという。デザインコンテンツの作成ができるようになれば、より仕事の幅も広がるのではないかと参加したとのこと。「本格的なアプリは使い方が難しいけど、Adobe Expressは直感的に使えて、楽しかった。これまではパワポで作っていたようなものを、Adobe Expressで作れるかもしれない。使えるツールが増えたっていうのは楽しい。今日は周りの人がすごくって、勉強になりました」とのこと。

ミライノ 阪本裕子
ミライノ+の阪本裕子さん。ミライノ+は起業や、地域課題に取り組むひとたちをサポートするネットワーク(筆者撮影)

賛同団体として参加した、起業支援や地域課題の解決に取り組む東広島イノベーションラボミライノ+の阪本裕子さんは、「能力のある女性って、たくさんいるし、そういう方がスキルを身に付けて誰かの役に立つ機会が増えるといいなって思います。今日みたいにバナー制作を1本いくら……とかで請け負ってご自宅でお仕事できるようになったら、とてもいいなと思いました」と語ってくれた。

アドビといえばプロフェッショナルツールの印象が強いが、一般の人がほぼ無料で使えるAdobe Expressも急速に進歩している。特に、AIの導入で、複雑な操作なしに自然言語で思ったクリエイティブを作れるようになってきているので、「自分でできることの幅を広げたい」と思っている人は、ぜひ一度チャレンジしてみていただきたい。

参加者の方が積極的に取り組まれ、笑顔で帰ってらっしゃったのが印象的だった(筆者撮影)
村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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