初詣に行く人が意外と知らない「神様の違い」 全国の神社で最も多い信仰はどれか

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他にもある! さまざまな信仰

先ほどの調査では名前が出てこなかったものの、よく見かける神社(信仰)を3つご紹介します。

金毘羅信仰(こんぴらごんげん)
 航海や漁業の守護神とされる金毘羅神に対する海上安全の信仰で、金刀比羅宮(香川県琴平町)が崇敬の中心となっています。

江戸時代までは「象頭山松尾寺金光院」と称する仏教寺院で、明治維新後に仏教色を排除して「金刀比羅宮」という名称になり、大物主神などを祭神とする神道施設となりました。

江戸時代中期には各地で金毘羅講が組織されて「金毘羅参り」が盛んに行われました。お参りができない人が樽に酒や賽銭を詰めて海に流し、拾った人が代わりに奉納するという「流し樽」の風習は江戸時代から今日まで続いています。

 愛宕信仰(あたごしんこう)
 京都市の愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社から発祥した、火防の神に対する信仰です。修験道の祖とされる役小角と白山の開祖として知られる泰澄が愛宕山に登ったとき、愛宕山太郎坊という天狗の霊験にあい、神廟を設けたのが創建とされています。現在の愛宕神社には祭神として本殿に伊弉冉尊(いざなみのみこと)、奥宮(現・若宮)に火之迦遇槌命(かぐつちのみこと)を祀っています。

また、軍神としても武家の信仰を集めました。ちなみに、戦国武将・明智光秀は「本能寺の変」の直前に愛宕神社で戦勝祈願をし、織田信長は燃え盛る炎の中でこの世を去っています。中世末期以降は、愛宕講が組織されて多くの参詣者が訪れるようになり、「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた神札を受けて家の台所に貼るなどの風習が今も続いています。

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