初詣の前に詳しくなる「教養としての日本の神様」 ビジネスに関わりのある神様を一気に紹介

商売繁盛の神様=大国主神(おおくにぬしのかみ)
神名の一部「大国」が「だいこく」と読めることから、室町時代以降、インド由来の仏教の守護神「大黒天」と習合し、七福神の一柱「大黒様」としても親しまれるようになった神様です。
出雲神話で兄弟の荷物を持ったことから大きな袋を担ぎ、江戸時代以降は米俵に乗って打ち出の小槌(こづち)を手にした商売繁盛の神様として崇められるようになりました。
須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫で、地上世界の国造りをした神様です。国土を開発・経営し、医療や農作物栽培の技術を広め、温泉を発見するなど功績は多く、神徳も多岐にわたります。
天照大御神から派遣された武神に迫られて「国譲り」に応じ、自らは目に見えない世界を司る神となりました。毎年の旧暦10月に、大国主神が鎮座する出雲大社に全国の八百万の神々が集まって翌年の出来事を決める「神議(かみはか)り」が行われるとされることから、人と人、ものごとの縁を決める縁結びの神として崇められるようになりました。
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