初詣に行く人が意外と知らない「神様の違い」 全国の神社で最も多い信仰はどれか
5位 熊野信仰(くまのしんこう)
紀州の熊野三山と総称される熊野本宮大社(和歌山県田辺市)、熊野速玉大社(和歌山県新宮市)、熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)を本拠地とする信仰です。熊野信仰の神社は関東や東北に多く分布しています。
『日本書紀』に伊弉冉尊(いざなみのみこと)を熊野の有馬村の花窟に葬ったとあるなど、熊野は古くから他界信仰の聖地とされてきました。
早くから神仏習合が進んで「熊野三所権現」と崇められ、吉野・高野山につながる山岳霊場として多くの修験者の活動がみられました。907(延喜7)年の宇多法皇の熊野御幸以来、法皇や上皇の熊野御幸が頻繁に行われ、貴族、民衆を問わず熊野参拝が流行。参拝者の行列の長さから「蟻の熊野詣」と称されました。
6位 諏訪信仰(すわしんこう)
長野県の諏訪湖のほとりに鎮座する諏訪大社(諏訪市・茅野市)を中心に全国に広がった信仰です。風水神や軍神、狩猟の神としても知られ、諏訪社は長野県や新潟県に特に多く分布しています。
諏訪大社では、『古事記』の国譲り神話に登場する建御名方神と、妻神である八坂刀売神を祀っています。
世襲の神職「大祝」を務めてきた諏訪氏は諏訪郡の領主で、鎌倉時代には諏訪大社の氏人諸氏で形成する武士団・諏訪神党の中心となり、執権・北条氏を御内人として仕えました。。アニメ化された人気漫画『逃げ上手の若君』は、鎌倉幕府を倒した足利氏への抵抗を続けた北条時行と、時行を支えた諏訪大社の神職らの物語で知られています。
7位 祇園信仰(ぎおんしんこう)
祇園信仰の中心は、夏の祇園祭で知られる京都の八坂神社です。明治維新までは祇園社と呼ばれ、その前身は観慶寺(祇園寺)といいました。防疫の神として平安時代から朝廷の奉幣を受けています。
牛頭天王・素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする信仰形態です。牛頭天王とはインドの祇園精舎の守護神と中国の陰陽道が習合した神であり、日本ではさらに素戔嗚尊と習合し、薬師如来を本地仏として崇められてきました。
諸説ありますが10世紀後半ごろ、疫病がまん延しやすい夏の疫病退散の祭りとして、祇園御霊会が定着したといわれています。室町期には山車や山鉾 (やまほこ)に象徴される町衆の祭りとなり、現在の祇園祭へと受け継がれています。


















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