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80代になり、ついに完全移住を決めた吉田紗栄子さん(写真:吉田紗栄子さん提供)
これから人は100年生きるという。しかし、お金や孤独、健康不安がなく老後を迎えられる人はどれくらいいるだろう。年を取ることが怖いーー。
多くの人が漠然とした不安を抱く中、老後の人生こそ謳歌している人もいる。その元気は、気力は、生きがいは、いったいどのようにして手に入れたのか。
本連載では、“後期高齢者”になってなお輝いている先達に、老後をサバイブするヒントを聞く。
地方へ嫁いだ娘のそばに住みたい
最近、80代で関東から九州への移住を決めたのは、一級建築士でバリアフリーコンサルタントの吉田紗栄子さん(82歳)だ。
バリアフリー建築の先駆者として、障がいがある人や高齢者のための住宅や施設を手掛けてきた。持論は、「住まいを考えることは自分の生き方を考えること」。
人生の中で住まいというものをどう位置づけるかは、その人の人生観と密接に結びつくと吉田さんは言う。
特に体のあちこちが衰えていく高齢期には、日々をどう暮らしたいか、終の住処をどこにするかということが、より切実な老後のテーマになってくる。
とはいえ、シニアで転居や住まいの改築をするのは、なかなかハードルの高いことでもある。
吉田さんはなぜ、80歳を越えて遠方への移住を決めたのか。
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