韓国・中堅企業の人材獲得作戦、好待遇と動機づけがカギ

待遇に加え、社内で実力が発揮できるような環境づくりも、人材獲得には必須だ。ウェブホスティングやネット通販向けのソリューションのトップ企業である「シムプレックスインターネット」は、大企業を超える福利厚生制度がある。

ITの有力他社よりも高い給与に加え、年間5万6000円の福祉手当もある。これは業務に関係なく、スポーツや外国語などの自己啓発に自由に使える。入社7年を超える社員には、1カ月間のリフレッシュ休暇が与えられる。さらに、業務に関連する書籍購入費は全額会社負担だ。

職制も独特だ。チーム長という役職以外、これといった管理職ポストはない。学歴、学閥関係なし。水平的な組織形態で、入社年次や年齢に関係なく「さん」付けで呼び合う。服装も自由で、半ズボンやジャージ姿で出社する社員もザラだ。勤務時間も柔軟で、夜働いてもよい。イ・ジェソク代表は「社員の満足度を高めれば生産性も上がる」と話す。

待遇がよいといえば、「韓国エンジニアリングプラスティック」が群を抜く。中堅企業ながら、自動車や電子部品に使われる素材分野で国内シェアトップ。世界でも12%のシェアがある。初年度年収は基本給だけで3500万ウォン(245万円)。成果給分で70万円が上乗せされる。中堅企業の初年度平均年収が総額でも210万円だからかなりよい。

しかも、社員は年収の2%を社員名義の個人年金に預けている。生命保険、損害保険の費用も会社が負担。これは業務と関係なく会社が支払っている。

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