韓国・中堅企業の人材獲得作戦、好待遇と動機づけがカギ

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人事総務チームのキム・ムンギョンチーム長は、「本人や配偶者の体にもしものことがあれば、治療費の全額を保険で負担できるようにしている。社員はほかの保険に入る必要がない」と言う。さらに、子どもの学資や本人の語学学習費も全額支援。新入社員には豪州での4週間の英語研修付きだ。

家族的雰囲気も満足度を高める

同社は1987年、中堅財閥の暁星グループの子会社として設立されたため、中小企業といっても給与はもともと高いほうだ。だが、競合相手が大手財閥系であるため、「待遇がよくなければ人材も集まらず、競争に負ける」(キム氏)という危機感が好待遇の背景にある。

売上高177億円、営業利益41億円という規模と比べると、社員数は216人と少ない。それは、待遇面と社内の家族的な雰囲気がよいのか、定年退職以外に欠員が生じないためだ。

そのため、毎年のリクルート活動はビッグイベント。働く人に好条件であっても、会社の知名度が低いため、内定を出しても大企業に流れたり、両親の反対に遭ってほかに移る内定者もいる。インターンの学生でこれはという者には学費を支援するなどして引き留める。

人材定着率は高く、入社1年で辞めた者はいないという。「自分がどこで何をやるのか、真剣に考えてくれるようにしている」(キム氏)ことが奏功しているようだ。

(韓国『中央日報エコノミスト』5月7日号/パク・ミソ記者、チャン・ウォンソク記者 =週刊東洋経済2012年6月2日号)

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