【2026年トレンド予測】正解はAIに任せればいい。Z世代が「SNS疲れ」の果てに見つけた"ふざける自由"
――人物・アイドル分野で注目している動きは?
まずは、スカイピースやまあたそによる“プロデュース型アイドル”の流れですね。指原莉乃さんの成功例と同じで、いまは“誰が作ったか”自体がブランドになる時代です。音楽性やビジュアル以上に、“この人が関わっているなら安心”という文脈が強い。
アイドルの主戦場はTikTokにある
もう一つ大きいのが、TikTokを起点に兆しが出るケースです。日韓合同のヒップホップガールズグループ、「BOYS PLANET」出身者、TikTokで先に火がつく若手タレント。
最近は、“テレビで売れる”よりも、TikTokで兆しが出てから一気に広がるほうが圧倒的に多い。テレビは、もはや“きっかけ”ではなく、確認と拡張の場になっています。
――2026年にはやりそうな言葉はありますか?
正直、予測も混ざっていますが……「ウマすぎてウマになる」ですね。ネット発のオタク構文「反りすぎてソリになった」の派生です。ちょうど午年というタイミングもあって、音の面白さと時代感がハマれば、一気に広がる可能性はあります。
ほかにも、「〇〇すぎて滅(めつ)」という言い回しがあります。“〇〇すぎて死ぬ”の進化系ですね。それから、笑ったときに使う「ボッ」のような一言リアクション。意味を説明する必要がなく、“その場のノリ”だけで成立する言葉です。
今の言葉のトレンドは、意味より音、文脈より誰が言ったか。ほぼインフルエンサー次第で決まる世界になっています。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら