コンサルの提案に「現場を見てモノを言え」と部長が激怒→しかし、たった一言で沈黙した理由
「現場のため」は誰のため
「現場のため、現場のためとか言って、結局は自分が動きたくないだけなんですよ」
あるIT企業で業務委託のコンサルとして働いていたKさんは、吐き捨てるように言った。それは老朽化したシステム基盤の刷新を検討する会議での出来事だった。
そのプロジェクトは3年も前から「検討」が続けられており、誰も意思決定をしないままに時間だけが過ぎているという状態だった。
プロジェクト推進のスペシャリストとして案件を受けたKさんは、社内の状況をスピーディに把握し、システム基盤の刷新が必要不可欠であるという見解と、進めるための計画案を提出した。
すると、情報システム部長がいきなり激怒したのである。
「もっと現場を見てからモノを言ってくださいよ! コンサルだかベンチャーだかで経験を積んできたか知らないけど、こっちは現場を必死で回してるんですよ!」



















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