忙しい親こそ知っておきたい「栄養バランス」「手の込んだ料理」より大切な食事

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食事で大事なことは?(写真:pearlinheart/PIXTA)
「あのときのごはん、すごくおいしかったな」。大人になっても、ふとした瞬間によみがえる “おいしい記憶”。実はこの記憶こそが、子どもの脳と心の成長に深く関わっていると言われています。
さらに近年では、「落ち着きがない」「すぐ泣く」「集中できない」など、子どもの気になる行動の背景の1つに“栄養の偏り”が潜んでいることも明らかになってきました。よい食体験を積み重ねることは、脳を育て、性格を形づくり、未来の学びの土台を築くことにつながります。
書籍『子どものやる気を育てる〈ごはん〉の法則』(監修:今井寛〈医師・医学博士〉)の著者・藤川里奈氏が、最新の知見をもとに「子どもの脳と心を育てる食の力」を解説します。

忙しい親こそ知っておきたい、“食卓の力”

仕事などで慌ただしい日々の中、わが子・家族のためとはいえ、毎日の食事を用意するのは簡単ではありません。

「今日はちゃんと食べてくれるかな」

「偏食が心配だけど、ゆっくり向き合う余裕がない」

そんな不安を抱える親は、少なくないでしょう。

子どもの脳や心の発達にとって、毎日の食卓は非常に重要な役割を持っています。

しかし、その価値は「栄養バランス」や「手の込んだ料理」だからよいということではなく、もっと根本的でシンプルなもの。

親と一緒に食卓を囲み、「おいしいね」と笑い合う経験そのものが、子どもの未来に影響を与えるのです。

誰にでも、ふと思い出す「懐かしい味」があります。

  • 子どものころ、母が作ってくれた蒸しパン
  • 家族旅行で食べた、海沿いの食堂の味噌汁
  • 給食で何度もおかわりしたおでん

こうした記憶は、単なる“味の記憶”ではありません。

味と一緒に、そのときの空気感・感情・安心感まで丸ごとセットで思い出すはずです。

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