忙しい親こそ知っておきたい「栄養バランス」「手の込んだ料理」より大切な食事
この、味 × 感情 × 体験を紐づけて保存するのが、脳の「海馬(かいば)」です。
海馬は、におい・食感・周囲の情景・誰といたか、といった情報をまとめて記憶し、それが後の「好き/嫌い」や「また食べたい」という感情形成にも影響を与えます。
幼少期は海馬が急速に発達しますので、この時期に体験した“ポジティブな食の記憶”は、大人になるまで長く影響を残します。
親子で囲む食卓は、「脳の記憶を形づくる場所」なのです。
「食べること=楽しいこと」という認識に
「幼児期の食が未来を左右する」と聞くと、重く感じられるかもしれません。
しかし、ここで大切なのは 「特別なことをする必要はない」 という点です。
子どもの脳は、「安心のある環境で食べた経験」を “おいしい”と感じやすくなる傾向があります。
これは、海馬とともに働く「扁桃体(へんとうたい)」が、感情と味覚を結びつけているためです。
- 安心できる雰囲気
- 親の笑顔
- 落ち着いた会話
- 一緒に同じものを食べる安心感
こうした要素が揃うと、子どもの脳は「食べること=楽しいこと」と認識します。
逆に、いつも「早く食べなさい!」「なんで残すの!」と叱られる経験や、嫌いなものを無理やり口に入れられるといった経験は、脳に「食べること=嫌なこと」という感情として刻まれ、特定の食材や食事自体に苦手意識を持つ原因になり得ます。


















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