6代目「RAV4」ついに国内発売!450万円~で登場した新型はどのような進化したのか?

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全長4600mm×全幅1855mm×全高1680mm(Zグレード)というディメンションは、先代とほぼ同じ。これ以上大きくしては使い勝手に影響が出る、というメーカーの見識の表れといえるだろうか。

「Adventure」のエクステリアは迫力のある雰囲気を強調(車種:トヨタ自動車)

トヨタは以前から、モデルのピラミッドを作るのに長けていた。価格やボディサイズなど、うまく上下関係を作り、絶対にモデル同士が市場を奪い合わないように設定されているのだ。

RAV4でも同じことがいえる。ランクルより若々しく買いやすく、「ヤリスクロス」より高価だが機能では上をいく。サイズ感は同じでも、アーバンな「ハリアー」に対して、RAV4はアウトドア/オフロードを推す。

「トヨタ セーフティセンス」のアップデートにも注目

Z、Adventureの2グレードとも、ドライブトレインは共通。4気筒ガソリンエンジンを使ったシリーズ・パラレル式ハイブリッドシステム(最高出力177kW)を搭載し、後輪はモーター駆動の4WD。

モーターで後輪を駆動するトヨタ独自の「E-Four」は、前後の駆動力配分を「100:0」から「20:80」の割合まで、走行状況に応じて変化させる。

ドライブモードには「TRAILモード」と「SNOWモード」も用意され、とくに雪上などでは、ブレーキを差動装置の代わりに使って、片輪が滑っても反対側のタイヤの駆動力確保を図っている。

オフロード4WDとしての走破性も忘れてはいない(車種:トヨタ自動車)

安全支援システムである「トヨタ セーフティセンス」も機能向上。

プリクラッシュセーフティ(緊急自動ブレーキ)においては、先行車の減速をより早く検知できるようになったほか、交差点進入時のクルマの陰からの飛び出し車両も検知可能に。さらに、低速時の加速抑制機能は、旋回中にも対応できるようになったという。

画像認識や自動ブレーキ制御ソフトのレベルアップなどは、Areneの活用により実現しているとされる。

インターフェースの面では、トヨタ初採用という12.9インチの大型センターディスプレイを搭載。

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ここでは、スワイプ操作で車両周辺の状況を映像で確認できる「3Dビューつきパノラミックビューモニター」機能もある。

キープコンセプトの中に最新のデザインと技術を採用した新型RAV4。先代で得た多くファンに愛されるクルマになるのではなかろうか。

<トヨタ RAV4 Adventure>
全長×全幅×全高:4620mm×1880mm×1680mm
ホイールベース:2690mm
車重:1710kg
パワートレイン:直列4気筒2487cc+ハイブリッド
最高出力:エンジン137kW/Fモーター100kW/Rモーター40kW
最大トルク:エンジン221Nm/Fモーター208kW/Rモーター121kW
駆動方式:電気式4WD(E-Four)
燃費:22.9km/L(WLTC)
乗車定員:5名
価格:450万円
【写真】新型「RAV4」のボディカラーやインテリア仕様を見る(70枚)
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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