"恥をかかない""粋に見える"鮨カウンターの作法――店主を「大将」と呼ぶのはNG? 注文の仕方は?スマホの撮影は?知っておきたい心得とは

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好きなものを好きに食べる

お好みの場合、大前提として好きなネタを好きな順番に食べるのがベストです。

先に強い味のものを食べてしまうと、淡白な味がわからなくなるなどと書いてある本もあります。そういう考え方もありますが、好きなものを好きな順で食べたいからお好みにしているわけですから。

失敗しない注文の仕方

注文の仕方①〈初めての店〉

初めての店だったりした場合は、マグロなどの脂の多い赤身、タイやヒラメといった白身、コハダ、サバといった酢で締めた光りもの、アナゴやハマグリなどの煮物を1貫ずつ食べてみるといいでしょう。

そしてどのネタが酢飯と合うのかを考えてみてください。ピタリと合うものがあれば、同じ種類の他のネタを食べると失敗しないと思います。

注文の仕方②〈メニューがない時〉

ネタの名前が壁にかかっていなかったり、メニューが無くても心配無用です。そういう場合は「白身は何がありますか?」「光りものでおすすめはありますか?」「今が旬の魚はなんですか?」といった聞き方をすれば大丈夫です。

注文の仕方③〈相乗り・便乗もアリ〉
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特にお店が忙しそうだった場合などは、誰かが注文した品に「あ、私もそれを」とかぶせると職人さんも助かるし、比較的早く食べることができます。

出されたらすぐ食べる。あたりまえだと思っていたのですが、けっこう放置する人がいますよね。写真を撮るにしても1枚急いで撮って、すぐにいただきましょう。

裏ワザとしては自分の分はすぐに食べて、隣の人の握りを撮る、という手もあります。もちろんお知り合いの場合ですが。

他にはどのマナー本にも書いてあるので、握りは箸でも手でもいい、「おあいそ」「上がり」といった、店側が使う符丁は使わない、などはご存じかと思います。

こういったことを知っていれば、もう堂々と鮨を楽しめる粋な大人です。

なんといっても江戸時代から鰻、天ぷら、蕎麦と並んで鮨は東京が誇るジャンル。間違いなく世界最高の味が楽しめるのですから、存分に味わってください。

大木 淳夫 「東京最高のレストラン」編集長

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おおき あつお / Atsuo Ohki

1965年東京生まれ。学生時代から好きな場所は「レストラン」だった。学習院大学卒業後ぴあ(株)に入社。ぴあ編集部時代、3年かけて田中康夫氏に依頼を続け『いまどき真っ当な料理店』を刊行。2001年『東京最高のレストラン』を創刊、編集長となる。編集担当作品に『一食入魂』(小山薫堂)、『新時代の江戸前鮨がわかる本』(早川光)、『東京とんかつ会議』(山本益博、マッキー牧元、河田剛)など多数。また「食べログ」サイトで「大木淳夫の新店アドレス」を連載、堀江貴文主催のグルメサイト「TERIYAKI」のテリヤキストとしてウェブメディアでも執筆。「料理レシピ本大賞 in Japan」の特別選考委員、「日本ガストロノミー協会」理事。

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