波乱万丈だった楠田さんの政治家としての日々も、12月末の太宰府市長の任期終了にともない、一旦距離を置こうと考えているそうです。
50歳のこれからは「大学生活と婚活」
「浪人や落選は人間の成長につながったと思います。選挙では、自分を応援していたことが生活に影響するので、負けると基本的にはみんな離れていきます。1人でやる受験とは違い、人の冷たさを知ります。選挙にはいささか疲れたので、できればもう経験したくはないですね。
実は今、大学院の試験を受けていて、これからはもう一度大学生に戻りたいなと思っているんです。
あと、僕は50歳まで独身なのですが、もともと男子校に6年いて女性と自然体で接するのがなかなか苦手ですし、政治家をやっていると恋愛をして結婚をするのがなかなか難しかったので結婚できればいいなと思っています。人生の要所要所で失恋してきたのですが、落ち込んでからバネにして浮上しようと頑張る繰り返しは、恋愛でも浪人しているような心境ですね」
インタビューを終えてから、無事大学院の合格が決まり、50歳で学生に戻ることが決まった楠田さん。人生100年時代の半分を過ぎても、新しい挑戦を精力的に続ける活力は、まさに7浪の苦難の経験が作り上げたものなのだと思いました。
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