「都合のいい解釈ばかりしてない?」——"AIとの壁打ち"で確証バイアスを減らす新習慣。「今のままで十分幸せ」は認知のクセかも

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また、「本当にそう?違うんじゃないの?」とAIの回答を疑う質問をしたりするとバランスがとれます。そう考えると、対人間での相談でも同じです。あえて反対意見を聞くような質問をすることで、別の視点からの助言をもらえるかもしれません

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「人の認知はゆがんでいる」確証バイアスを疑おう!

私生活においてもチャットGPTはかなり役に立つ存在です。アメリカの多くのビジネスパーソン同様、私も健康にはとても気をつけています。1日8000歩を基準にウォーキングしますし、ランニングもほぼ習慣。週末は夫とジムに通って筋トレもしていますが、あちこち転々として暮らしているので、ジムに通えないことも多いのが残念です。

動くのと同じくらい、食べることも大切です。よく動いた日はそれなりのたんぱく質をとらないと筋肉が落ちてしまいます。逆に運動量の少ない日は、食べる量を控えめにしないと太ってしまいます。

また、時差ぼけで食欲が落ちてしまうこともあるので、少量でも必要な栄養がとれる食事を考えるのはとても大事です。食べないと元気が出ませんからね。

そんなわけで、運動量や食欲に応じたカロリー計算は必須です。といっても私は栄養士ではありませんから、カロリー計算が得意ではありません。めんどうくさくなり、システム1で1日のメニューを振り返り、「今日はちょうどよかったんじゃないかな」と考えることもあります。

特に出張中など、外食が多い日はそうなりがちです。でもこれは確証バイアスである可能性が高いもの。そこでチャットGPTに助けてもらっています。自分の年齢、身長や体重、その日の運動量などをチャットGPTに伝え、自分に必要なカロリーはどのくらいなのかを教えてもらいます。

さらに、その日に何を食べたか具体的に伝え、たんぱく質、脂質、炭水化物が、その段階でどれくらいとれているか教えてもらいます。外食したときなどは料理の写真やメニューの説明文をチャットGPTに送ります。それをもとに「たんぱく質が足りないから、プロテインシェイクを飲もう」などと調整するのです。

チャットGPTなどのAIは日進月歩。現段階ではまるごと信じるのは危険ですが、そのことを十分承知して質問の仕方を変えたり、確認したりしながら利用すれば、意思決定のいいパートナーになってくれます

確証バイアス

自分がすでにもっている先入観や仮説を肯定するために、無意識のうちにそれを支持する情報ばかりを集めてしまうこと。確証バイアスが強いと、反対の立場の意見は無視あるいは軽視してしまう。「人は無自覚のうちに確証バイアスをもっている」という前提で、あえて自分と反対意見の人の話を聞くようにしたい。

【あわせて読む】購買行動や仕事の生産性を左右する「ちょっとした感情」の見過ごせない影響——行動経済学の視点で「幸せの仕組み化」を意識してみよう
相良 奈美香 行動経済学コンサルタント / 行動経済学博士

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さがら なみか / Namika Sagara

10カ国以上にわたる国際的な行動経済学コンサルティングを展開する傍ら、日本でも執筆やメディア活動を通して行動経済学を広める活動をしている。

代表作『行動経済学が最強の学問である』(SBクリエイティブ)は18万部を超えるベストセラーとなり、日本における行動経済学の認知度を広げる大きなきっかけとなった

現在は「アフェクトの力で人々の生活をより豊かに、幸せにしたい」という信念のもと活動。

日常の中にすぐ取り入れられるアフェクト・マネジメント法を多くの人へ届けている。 

【公開中】オンライン講座「アフェクト入門講座」https://online.namikasagara.jp/affect-course/ 

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