年600杯ラーメンを食べてるのに「標準体型」「健康診断でも異常なし」…"食べ歩き歴25年"の44歳男が「絶対に太らない理由」が衝撃的だった

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

以来、私は自分の「ラーメン以外の」生活を整えていった。目的は一つ――一杯でも多く、死ぬまでラーメンを食べ続けるために。

私の朝は、ほぼ毎朝日、目玉焼きで始まる。サラダがあれば付けるが、なければ目玉焼き単品でも構わない。パンも、フルーツもヨーグルトもない。理由は明快で、ムダに食べたくないからだ。糖質や油を多く摂ると、朝であろうとそれだけで体重に現れる。

始めてみると、最初は昼前に猛烈に腹が減って苦しかったものだが、今となれば慣れたものだ。むしろ、昼に食べるラーメンが何倍にも美味しくなる。毎日食べるラーメンのための「余白」をつくる儀式が、朝の目玉焼きなのである。

甘い飲み物、スナック菓子も絶対に食べない

私は甘い飲み物を一切飲まない。ジュースもカフェラテもスポーツドリンクも買わない。水、お茶、ブラックコーヒー。それだけで十分だ。栄養として意味のないカロリーを体内に入れる余裕は、ラーメンを日常にしている人間には存在しない。ましてや、砂糖入りの飲料は「飲み物の顔をしたお菓子」である。だったら堂々とラーメンのスープを飲んだほうが、まだ納得できる。

夜中まで原稿を書いていると、アイスが食べたくなったり、ポテトチップスをつまみたくなったりすることがある。だが私は、自分にこう問いかける。「今それを口に入れる意味があるのか?」――私はアイスやお菓子を憎んでいるわけではない。ただ、価値のないカロリーを嫌っているのだ。菓子パンも同様。罪悪感を伴うものを、仕事の後に残したくない。

家で白ご飯を食べることは、ほとんどない。炭水化物はラーメンで摂る。家ではタンパク質と野菜を中心にする。ラーメンライターにとって、炭水化物は「ラーメンにのみ許された舞台」。その幕を家の食卓で下ろしてしまうのは、あまりにももったいない。

ただし、町中華のチャーハンや家系ラーメンのライスは別である。

メルシー
中学時代から通っている早稲田の名店「メルシー」
次ページカップ麺の友は「山」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事