【寝てない自慢は恥ずかしい】AI時代は「昼寝する人」が圧倒的に評価される科学的理由

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AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
「決断疲れ」を克服し、高いパフォーマンスを維持する方法は、シンプルに「寝る」ことです(写真:kikuo/PIXTA)
AI活用が進み、生産性が向上している手応えを感じている人も多いだろう。だが同時に、以前にはなかった「強烈な眠気」や「脳の激しい消耗」に悩まされてはいないだろうか?
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、その眠気こそが、あなたがAI時代に適応し始めた証拠であり、同時に無視できない「警報」でもあると指摘する。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、なぜ「昼寝する人」がAI時代に圧勝するのか、その意外なメカニズムと科学的根拠を解説する。

AIを使うと生産性は上がるが眠くなる

AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「AIを使いこなせるようになってから、仕事のスピードが劇的に上がった」「資料作成もデータ分析も、今まで3時間かかっていたものが30分で終わる」

生成AIを実務に導入し、生産性が飛躍的に向上したというビジネスパーソンが増えています。私自身もその一人で、体感値として生産性は従来の3倍ほどになっています。

しかし同時に、ある「異変」に気づきました。とにかく、眠いのです

以前なら6時間睡眠でもバリバリ働けていたのに、今は7~8時間しっかり寝ないと頭が回らない。でなければ日中も強烈な眠気に襲われ、昼寝を挟まないと午後が持たない。「40歳を過ぎて体力が落ちたのか?」と不安になりましたが、どうやらそれだけではないようです。

実はこの「猛烈な眠気」こそが、AI時代における「正しい身体反応」なのです。なぜ、AIで楽になったはずなのに、脳はこれほどまでに消耗するのでしょうか。そこには明確な科学的理由があります。

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