「吉野家」はラーメンの土俵で専門店と戦うのではなく、鍋の土俵にラーメンを迎え入れるという戦略を選んだ。この判断は極めて理にかなっている。
「鍋膳」のクオリティは既に市場から高い評価を得ており、その枠組みに麺を落とし込むことで他社が追随しづらいオンリーワンな商品が誕生した。「牛肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)」は、ラーメンカテゴリーにおける変化球でありながら、王道の鍋膳の延長線上にある商品として自然にラインナップできている。
直球勝負に出るか、変化球がくるのか、要注目
「吉野家」が今後、麺メニューをどうしていくのかには要注目だ。直球のラーメンはグループ内の専門店に任せ、変化球で工夫していくのか、はたまた直球メニューが出てくるのか、業界としても気になるところだ。
今回の商品は直球のラーメンでは到達し得ない、鍋という強みを軸にした「吉野家」らしいラーメンのあり方を示しており、今後の「吉野家」における麺メニューの大きな流れを決める一品になるかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら