
書店が潰れても別によくないですか?
──ハロー、ハウロウ、こちらジョン・万次郎。あれ? 42番さんもいるんですか? 三人だとやり取り分かりづらいんで、ちょっと設定変えますね。
万「はい、設定変えました。いったい何用でございましょう?」
弥「思い当たる節があるんじゃないか?」
万「はてさて?」
弥「とぼけるな! おまえ42番の動機を、自分のところで止めていただろう?」
万「うーん、確かに動機ファイルは皆さんに回してませんね」
弥「なんでそんなことをした!」
万「えー、だって書店が潰れても別によくないですか? アマゾンのほうが便利じゃないですか」
弥「ふざけたことをぬかすな! 書店には書店ならではのメリットがある。書店での本との出会いがなければ、今の俺はなかった!」
万「今の俺はなかったって、弥太郎君は無職のこどおじじゃないですか。無職のこどおじは、褒められたもんじゃありませんよ」



















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