
あの夜の翌日…奈央が決めたこと
あの夜の翌日から、奈央は学校へ行くことをやめた。
母に何を言われようとも、頑として部屋から出なかった。自分を殺すか、木村を殺すか、奈央はその戦いから逃げることに決めた。
第六班から逃げるという戦いをすることに決めた。
でもずっと自宅に引きこもっているわけにもいかない。根負けした母が市の教育相談センターに問い合わせて、結果として奈央は二学期から、民間のサポート校の中等部に通うことになった。
八月十四日、町内夏祭りの日が訪れた。
子供部屋のベッドでうたた寝をしていると、緑台公園の方角から、盆踊りの音頭と、和太鼓の響きが聞こえてくる。
と、階段から母に呼ばれた。寝ぼけ眼をこすりながら階段を下りていくと、玄関には水玉模様の浴衣を着た結衣がいた。結局は奈央も浴衣に着替えて、結衣に連れられて夏祭りに出かけた。




















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