「二浪はさすがに笑えない」模試E判定でプッツン。深夜に貪るように食べ、硬い床で寝る…メンタル崩壊で《強制勉強システム》作った彼女

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「自分なりにかなり頑張ってきた実感があった分、共通テストでうまくいかなかったときは本当に絶望しました。『努力は必ず報われる、報われない努力は努力とは言えない』という言葉に、ここまでの自分の過程を全否定されたような気持ちになりました。

私立の過去問を解いてみようとしましたが、結局どこも受けずに2月の頭には浪人すると決めていました。『もう少し時間があったら結果も違ったのかもしれない』というプライドもあったんだと思います」

浪人が確定した直後のトッツォさん(写真:トッツォさん提供)
浪人が確定した直後のトッツォさん(写真:トッツォさん提供)

こうしてトッツォさんは河合塾の提携校である富山予備校に通うことを決めて、都立大も睨みつつ、第1志望校を慶應義塾大学の環境情報学部に設定します。

「浪人するとなったときに、『今までと同じ勉強法では大きく成長できないかもしれない』と感じました。そこで視野を広げて考えてみると、慶応SFCの英語と小論文という入試科目は、勉強すればするほど経験値が上がり、将来にも役立つ実践的な学びが得られると気づいたんです。もともと起業に興味があったこともあって、学部を横断して学べるリベラルアーツ系の学部でITリテラシーを学びつつ、起業家精神を学びたいと考えました」

模試でE判定…心が限界を迎える

富山予備校に通い出したトッツォさんは、3月から受験勉強を始めたこともあり、スタートダッシュに成功します。第1回の河合塾全統マーク模試では、慶応と両睨みだった東京都立大学でB判定が出ました。5月くらいからは小論文の対策のため、実用書を読んだり、ビジネス系のYouTube動画を見たりして実学についても主体的に学び始めるなど、精力的に勉強を進めます。

しかし、授業が進んでいくにつれて、受講する授業の量が大きな負担となり、予習・復習がなかなか追いつかなくなっていきます。そしてついに8月末、第2回の河合塾全統記述模試で慶応に加えて、東京都立大学でE判定を取ったことで彼女の心は限界を迎えました。

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