好決算が下支え、日本株「出遅れ修正」は続く

1万9000~1万9200円前後で下げ渋りか

好業績の中間決算を発表したトヨタ自動車(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

日本株の上昇反転シグナルとして、前々回(10月14日)に「終値1万9200円乗せ」、前回(10月28日)に「3兆円台の商い」とお伝えした。足元はショートカバー(損失限定の買い戻し)等も巻き込み、1万9600円台まで急回復をみせている。この株高はしばらく続くのか。テクニカル面から、ポイントを探ってみた。

ポストプレイによるハットトリック

11月4日、上場初日から郵政グループ3社の買いが優勢となった。時価総額では、売り出し時点の約14兆円から約18兆円に達し、一気に4兆円近くの含み益が発生したことになる。足元の信用取引の買い残の3兆円と比べても郵政グループ3社の含み益の大きさが分かり、日本株の需給改善の一翼を担ったともいえる。

サッカーにたとえるなら、まさに鮮やかなポスト(郵政)プレイが成功。東証1部売買代金の約2割を占め、方向感の乏しかった日本株の突破口を開いた。ビギナー投資家にもベテラン投資家にも買い余力をもたらす、ハットトリック(3社とも含み益)につながったともいえよう。

いったん割安感が薄れた3社の値動きは徐々に沈静していくと思われるが、今回の大型上場はひとまず順調な滑り出しとなった。

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