「25万円の収入は7000万円の持ちビルに匹敵!」"幸せなお金持ち"はシンプルで地味な「毎月の給料」を決してバカにしない

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このように、お金に振り回されないためには、財政の安全感を確保することがとても大切だ。キャッシュフロー(現金がもたらす流れ[フロー]のこと)の側面から「給料」の意味を考えなければならない。

一定のペースで入ってくることの恩恵

たとえば、月給が25万円だとする。

あなたは、大企業や金融業界に勤める友人に比べると少なすぎると落ち込むかもしれないが、キャッシュフローの側面から見ると、25万円の収入は、7000万円の小さな商業ビルを持っているのと同じ効果がある。7000万円の商業用不動産を持っていたときの賃貸料が年利4%だとすると、つまり1か月あたり約25万円だからだ。

キャッシュフローを一定に保つことで、暮らしが豊かになる。給料のように毎月決まった額の収入があれば、安定して資金を運用できる。また、決まった額の収入があれば、未来を予測しやすくなる。「今月はこうやってやりくりしよう」と計画を立て、お金をあつかえるようになるからだ。

給料の力は意外とあなどれない。

だから、次の転職先が決まっていない状態で会社を辞めるときは、キャッシュフローが減ることに備えて、半年分の生活費を貯めてから辞めたほうがいい。

お金というものは、十分にあるときは気づかないけれど、なくなったとたんに怖いくらいの存在感を出すようになり、生活の余裕を奪ってしまうことを覚えておいてほしい。

パク・ソヨン 投資アナリスト

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Park So Yeon

韓国ソウルの大手投資企業で働く現役投資アナリスト。

ソウル大学東洋史学科卒業後、同大学院で経済学修士号を取得。投資のプロとして20年以上のキャリアを積み、大手メディアでコメンテーターとしても活躍。これまで「毎日経済証券大賞」「ソウル経済今年のアナリスト賞」等、受賞歴多数。これまでに出会った数多くのお金持ちから学んだ知見など「お金と人生に対するもっとも役に立つアドバイス」を凝縮した著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』がある。

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