名物料理「タワマンステーキ」のある街で聞いた"旧住民の本音"・・・ビジネス街に残る「港湾労働と石炭」の痕跡

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メニュー名「テラスハウス」は200gのポークステーキ、厚さは2cmだ。続いて「タワマン」。こっちは300gで3cm。さらに胃袋に自信があるなら「ザ・スカイ」の500g、5cmに挑戦してもらいたい。ちょうどランチタイムだったので、さっそくおじゃまして厚さ3cmのタワマン(1680円)を注文した。

田町 ポークステーキ・タワマン
ポークステーキ・タワマン(筆者撮影)
田町 belts 三田 ポークステーキ
belts 三田のポークステーキメニュー(筆者撮影)

タワマン「白金ザ・スカイ」にちなんだメニューも

ステーキは見るからにボリューミーなのだが、低温加熱でじっくり調理しているので、やわらかく食べやすい。味付けは素朴なのだが、焼きあとのついた表面の香ばしさと、肉の内側のとろっとしたうま味が舌を喜ばせてくれる。歳のせいか、脂っこいものにめっきり弱くなった私だが、この分厚いポークステーキは、なんなくペロリと完食することができた。

田町 belts 三田
「belts 三田」のオーナー國領浩樹さん(筆者撮影)

オーナーの國領浩樹さんに話を聞いた。

「この店は今年で8年目です。この界隈は、昔は町工場などが軒を連ねる場所だったようですね。この店も元は機械工場だった。それをニューヨークのブルックリンにある店のようなイメージで改築しました。たしかにタワマンは増えていますが、昔から住んでいる人が多い街でもあります。

学生も多いし、都会の真ん中だから、オープン当初は街の外から来るお客さんを意識して店作りをしていたんです。でもそれじゃだめなんだということに気づいた。そこからは……なんと言ったらいいのかな、地元に古くから住んでいる人にも楽しんでもらえるようにメニューを工夫しました。おいしい肉を手頃な値段で楽しんでもらうためのポークステーキもそのひとつです」(國領さん)

低温で2時間調理した豚肩ロースを、注文ごとに切り分けて表面をフライパンでカリッと焼き上げる。地元のお年寄りにもファンが多いそうだ。

「近くに白金ザ・スカイ(2022年竣工)というタワマンができたこともあり、メニュー名はそれにちなんだものにしています。わかりやすいのでお客さんの反応も上々です」(國領さん)

タワマンの街にあるタワマンにちなんだメニューが、「タワマンだけじゃない街」の魅力についても語っているようで、不思議な気分になった。

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