英語での会議も、難しい用語も、空間に浮かぶ緑の文字がサポートしてくれるスマートグラス「Even G2」の実用性

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Even G2
Even G2の、目の前に文字を表示できるAIスマートグラス。いよいよ、日本で本格的に販売が始まる(写真:Even Realities)
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英語でも、中国語でも、フランス語でも、翻訳されて空間に浮かぶ緑色の文字で表示される。会話の内容はぜんぶテキスト化されて、要約を目の前に表示したりもできる。また、会話の中に難しい用語が出て来たら、自動的にAIがそれの意味を調べて表示してくれる。

そんな魔法のようなデバイスEven G2が、いよいよ日本でも販売されることになった。価格はネットでは本体659ドル、コントローラとなるリングEven R1が279ドル、セットではR1が半額になるので合計798.5ドル(以上税抜価格)。国内で唯一のリアル店舗となるJUN GINZAでは、それぞれ9万9800円、4万1800円、12万0700円で購入できる。Even Realities(イーブン・リアリティーズ)のウィル・ウォンCEOが来日し、商品を紹介した。

イベントスペース
東京・表参道のイベントスペースで、ウィル・ウォンCEOがプレゼンテーションを行った(筆者撮影)

普通の眼鏡に見えるが、実は特別な機能を持つ眼鏡

Even Realitiesが目指しているのは、日常をさりげなくサポートするスマートデバイス。そのためEven G2はわずか36gと、一般的な眼鏡と変わらないぐらい軽量で、外見上も違和感がない。

それもそのはず、デザインは眼鏡デザインの本場ベルリンの著名デザイナーが行っている。テンプル部分はシンプルなチタニウム製で、細く、十分な柔軟性もある。一見して、スタイリッシュな普通の眼鏡にしか見えない。

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