英語での会議も、難しい用語も、空間に浮かぶ緑の文字がサポートしてくれるスマートグラス「Even G2」の実用性

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G2になって、複数の深度に文字を表示できるようになった。メニューや、通知が浮き上がるので、非常に見やすい(写真:Even Realities)

他にも便利機能が満載

翻訳、会話、Even AI以外の機能も説明しておこう。

まず、『クイックノート』。これは音声でメモを取る機能。思いついたことをすぐにメモに残すことができる。『ナビゲート』はいわゆるナビ機能。目の前にナビが現れる。地図も表示される。Even G1では使ったことがあるが、歩いている時に目の前に表示されても、こちらの身体の揺れが激しいので見にくい。Even G2では、地図表示が大画面になり、逆にナビ機能は画面の四隅に表示され、正面は空くようになった。たぶん、そのほうが見やすいのだろう。

ナビゲート機能
ナビゲート機能。中央部分を避けてナビが表示されるようになった(写真:Even Realities)

『テレプロンプター』はいわば“カンペ”的機能。壇上でプレゼンテーションをしたり、動画に出演したりする時に、テキストをEven G2に表示して、それを読み上げることができる。長文で一画面に表示されなくても、読んでいる場所を判別してスクロールしてくれる。音声理解がEven G1の時より進んでいて、不要な部分を飛ばして読んでも、その先をスクロールしてくれる。また、Even R1を使って画面をスクロールすることもできる。

テレプロンプター機能
プレゼンテーションなどで便利なテレプロンプター機能。読み上げているところを理解して、スクロールしてくれる(写真:Even Realities)

『インフォメーション』は、ニュース、SNSなど、あらかじめ設定した機能を表示する機能。以前はニュースのソースが英語圏のもの中心だったが、今回ローカライズして日本のニュースも表示されるようになったとのこと。

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