「欲求に抗わず、動く」「家は買わない」…ホリエモンが教える「人生の価値を最大化する」お金の使い方
僕は「もし」の話とかあまりしたくないのだけれど、あえて問おう。
もし、もういちど20歳に戻れたとして。やりたいことに挑まず、知らない情報を拒み、動いている範囲がほとんど変わらない人生を、再現しようと考えるだろうか?
そんな人は、この世に1人もいないはずだ。
自分の意志で、動き出す。情報を採りに行く。そして新しい果実をつかみ、成長していく。見たことのない景色を目指し、止まらず走り続けるのは人の本能であり、消せない欲求なのだ。
初期人類の二足歩行で歩き出した痕跡が、タンザニアの「ラエトリの足跡」に残っている。
そこから数万年かけて人類は、地球上の全大陸を踏み越えてきた。その間に農耕技術など、1つの場所で安全に暮らせる知恵を身につけているのに、人類は命を賭けた移動の旅を続けてきた。なぜか?
自分の足で、新しい世界を見たかった。その本能が人間を進化させたのだ。流動することは、僕たちの命に刷りこまれているのだ!
欲求に抗わず、動き出していこう。1人ひとりが自由に動き出せば、日本社会も腰を上げ、次の成長への旅に出発するはずだ。
家は買うな
未来予測には意味がないと、僕は何度も主張している。
理論上、正確な未来予測をすることは誰にも不可能だ。生成AIに「未来の社会はどうなりますか?」と質問しても、だいたい中学生でもわかりそうな答えしか返ってこない。
そもそも質問自体がぼんやりし過ぎて、聞くこと自体、無駄な時間だ。
普通の社会人が、未来予測をすると、まず不安しか浮かんでこない。お金が、健康が、仕事が、仲間の信頼が、なくなったらどうしよう……と、だいたい「失う」ことばかりが先に出てくる。
その究極の悪い対処法が、家を買うことだ。



















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