失敗しない「加湿器選び」徹底ガイド:家電ライターが教える電気代・衛生面・用途別オススメ機種。意外と知らない"置いてはいけない場所"とは?

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・スチーム(湯沸かし)式:一番衛生的で加湿能力が高い(100~200円/日)

お湯を沸かし蒸気を発生させて、加湿。加湿器の中で最も安全、かつ衛生的です。吹き出し口から熱い蒸気が出るので、小さな子どもやペットのいるご家庭、高齢者世帯にはあまりオススメできませんが、最近では、火傷しない50℃程度まで蒸気を冷やして放出する製品もあります。

水を沸騰させるので、ほとんどメンテナンスが不要な点も特徴です。シーズンが終わったらお酢などでカルキを洗浄します。注意すべき点は、お湯を沸かすので電気代が高いという点です。

象印のスチーム式加湿器。電気ポットと同じ構造なので形もそっくり(写真:メーカーウェブサイトより)
三菱重工の家庭用スチーム式加湿器。スチームの温度を50℃程度まで冷やしてから放出するので安全性が高い(写真:メーカーウェブサイトより)

複数の方式を組み合わせたタイプも

・ハイブリッド式:温風を当てて加湿を促す(気化式:50円未満/日 超音波式:20円未満/日)

ハイブリッドは複数の方式を組み合わせたもの。たとえば気化式は、加湿の速度が遅いという弱点を補うために、温風を当てて加湿を加速させます。洗濯物にドライヤーを当てて加湿するのと同じです。

超音波式+温風のハイブリッドもあります。超音波式の弱点は、ミストが大きいので、空気中に溶け込めず床に落ちてしまうところです。しかし温風を当てることで、多少ミストが大きくても気化しやすいように補助しています。

お手入れは、気化式と超音波式と同じです。

ダイニチの気化式+温風のハイブリッド。ダイニチはほぼ100%ハイブリッド器(写真:メーカーウェブサイトより)
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