失敗しない「加湿器選び」徹底ガイド:家電ライターが教える電気代・衛生面・用途別オススメ機種。意外と知らない"置いてはいけない場所"とは?

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加湿器には4タイプがあり、使う部屋や使い方によって、ベストな加湿器が違います。それぞれのタイプをみていきましょう。

まずは「気化式」「超音波式」

・気化式:電気代が一番安くポピュラー(10円未満/日)

加湿器の内部に気化フィルターを持ち、風を当てて加湿するタイプ。部屋干ししているのと同じで、部屋全体が加湿されるまでに時間がかかります。しかし、1日の電気代が10円未満とコスパがよい加湿器です。

パナソニックの気化式加湿器。ハイブリッド式によく似ているが、ヒーターがついていない(写真:メーカーウェブサイトより)

・超音波式:気化式に次いで電気代が安くデザイン豊富(20円未満/日)

水を超音波の振動でミスト化して加湿します。霧吹きで水を噴霧するのに似ています。電源ONですぐに加湿でき、ミストが目に見えるので“加湿されている感”が非常に高い。マグカップサイズの可愛いものから、1mほどの細い煙突のようなものまで、いろいろあります。

お手入れがちょっと面倒で、毎日水を変え、水受けやタンクは週に一度軽くすすぐ必要があります。

加湿器によっては、空気中に溶け込めなかったミストが床に落ちて、加湿器の近くが濡れる場合があります。オフィスのデスクに置ける個人用の加湿器は、癒やしグッズとしてオススメですが、加湿効果はほとんどない点に注意してください。

1万円以上する超音波式加湿器は、大きなミストは加湿器内部に戻し、小さなミストだけ放出するようになっています。このため超音波式でも床がほとんど濡れないものもあります。

アピックスの超音波式加湿器SHIZUKU。人気モデルで雑貨屋などでも販売(写真:メーカーウェブサイトより)
cadoの煙突型加湿器。極小のミストだけが長い煙突から出るので床が濡れにくい(写真:メーカーウェブサイトより)
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