BossB:女の子が社会現象で理工系を目指せない状況はどうにか変えなければいけないので、私みたいな人間が、大きな声で物理や宇宙の話をしていくことも大切だと思っています。
女の子たちが私のショート動画を見て、まずは「何やこのハデなオバハン!」って思ってくれたら(笑)。やがて「でもなんか物理の話をしてる」「こういうのもアリなんだ」なんて思って、もっと関心を持ってくれたらいいなと。
動画で宇宙に興味を持ち、理学部に進学した女子大生も
窪田:複数のSNSでさまざまな発信を続けていらっしゃいますが、その活動の手ごたえを感じることはありますか?
BossB:5年前に発信を始めた当初から見てくれていたある女の子が、私の動画をきっかけに宇宙に興味を持って「理学部に進学できました」と報告してくれたことも。
また、講演に来てくれた若い女性が「BossBさんの本を読んで背中を押された気がして、思い切って起業しました」なんて涙ながらに話してくれたこともあります。こういうリアクションをもらうと、本当に嬉しく思います。
窪田:私とBossBさんが滞在していたアメリカなどは、男女同権をとても強く目指している国でした。そうした国と比べると、日本はまだ過去の因習に引っ張られていて、変化には時間がかかるんだろうと思います。
テクノロジーの進歩によって、昔は家事に取られていたような時間も、ずいぶん自由に使えるようになったはずです。しかしその進化に、社会の価値観が追いついていない印象を受けますね。


















