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ライフ #ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―

恋愛強者3割が女性を"独り占め"している…残りの恋愛弱者が苦しむ「個人戦」婚活市場の弱肉強食

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  • 荒川 和久 独身研究家、コラムニスト
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これは令和だから男性がプロポーズできなくなったというものではありません。多分、皆婚時代の昭和の男性もそんなものだったでしょう。しかし、少なくとも1990年代までは職場結婚が主流で、そのお膳立ても会社の上司、先輩、同僚が用意してくれたものでした。しかも、職場内ですから、男女両方のことを知っています。

そういう状態では、仲介・紹介者の顔も立てるというプレッシャーもあり、加えて「こうすればいいよ」というお節介もあったでしょう。周りのお膳立てと後押しのおかげで、昭和の男は早めにプロポーズせざるを得なかったという環境がありました。

そうしたある意味では至れり尽くせりでもあり、大きなお世話でもある職場縁というお膳立てが現代ではほぼ消えかかっていますが、平成から令和にかけて、職場縁の代わりに恋愛強者主導による合コンなどがその役割を代替えしてくれました。

かつて恋愛はチーム戦の中で作られた

何も恋愛強者は利他精神でやってくれたわけではありません。あくまで、「自分がモテたいがために合コンをセッティング」したに過ぎないのですが、そうした会が図らずもそれら参加したメンバーの縁を作ったことも否定できません。

何せ、恋愛強者は誰からも好かれたいと思っているし、たとえその会に自分の好みの相手がいなかったとしても、そこから別の縁が広がることを信じて、その会の参加者が「楽しかった」「幹事さん、いい人だよね」と思ってもらえるよう、持ち前のコミュ力を発揮して、参加したメンバー同士の誰かをくっつけようとしたりして頑張るからです。かつて恋愛はそうしたチーム戦の中で作られたものでもありました。

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