「地頭のいい人」ばかりを集めても成果は出ない…IQでは測れない"本当に重要な知性"
イーロン・マスクとAIアラインメント
イーロン・マスクは、テスラ社を立ち上げることによって、自動運転という形で人間とAIのアラインメントを考えている。人間が運転するより、AIが運転したほうが事故を減らせるかもしれない。自動運転が本当に可能になれば、運転しないですむことで人間はより快適になり、より創造的なことに力を使えるかもしれないというのである。また人間はどれだけ運転に介入する余地があるのかということも検討されている。AIと人間の一番いい協力関係が探られているのである。
彼はニューラリンク社も立ち上げた。これは脳と脳をつなげるという発想からついた名前で、脳にチップを埋め込んでAIの力を借りることで記憶力を高めたり、脳の障害で身体麻痺がある人の体に動きの司令を送ったりすることができるかもしれないと彼は考えた。より実現が遠いと思われるところとしては、別々の脳を持つ人間同士が、言葉を介さずに直接チップで脳のシグナルをやりとりすることによって、気持ちを理解し合えるようにする、というようなことも考えているらしい。Twitterの買収も、これほど人間の感情の動きについてデータを取れる媒体はないという理由があるという。



















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