このようにコミュニケーションの《質が高い》とは、
(1)状況を的確に伝える
(2)周囲からサポートをもらう
(3)仕事の成果を高める
このサイクルを意識して対話することです。最後に仕事コミュニケーションの質の違いについて理解いただくために、問題を考えてみてください。
■問題
職場の机でメールチェックをしていたら、上司から呼ばれて
「昨日の営業会議の議事録を明日までにまとめておいてくれないか?」
と指示を受けました。多忙で業務量がパンパンなので新たな仕事をこなせるか、少々不安を感じています。そんな状態でどのような対処をしますか?
(1) 「はい、わかりました」と、質問しないで渋々作業に入る
(2) 「何枚くらいにまとめたらいいですか?」と、わからない点を尋ねる
(3) 「業務が立て込んでいるので明後日まででもいいですか?」と交渉する
ここで普段のあなたの対処、考えた結果として気づいた対処方法を書いてみましょう。
「忙しいから(3)がいいかも」
と考える人が多いようです。
さて、コミュニケーションの目的は成果を上げる=いい仕事をすることです。とすれば、いい仕事をするためには上司が期待する《議事録のまとめ》を実現するコミュニケーションをしなければなりません。つまり、大切なことは、上司が期待している成果物に近づけるために依頼内容の《確認》をすることではないでしょうか?
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