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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

もはやヤケクソ? 麺類1杯なんと90円、『魚べい』の衝撃的キャンペーンが"大当たり"中!まさかすぎる価格設定の裏にある「緻密な戦略」

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  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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さらに、麺類を単品で提供するだけでなく、「寿司3皿+麺1品=約500円」で構成される“ワンコイン満足セット”としての利用を想定しているという。担当者は語る。

「物価高の時世に、500円でお腹いっぱいになってほしいという思いがあります。そのセットで召し上がっていただければ収益も確保できます」

つまり、このキャンペーンは“赤字覚悟”ではない。顧客体験の入り口を作りつつ、きちんと利益構造を設計した、精密な価格戦略なのだ。

ラーメンも寿司も、満足度が高かった

筆者も今回、このキャンペーンをきっかけに初めて「魚べい」を訪れ、「醤油ラーメン」を食してみた。

具材はシンプルにカマボコとネギのみ。しかし、超特選クラスの本醸造醤油を使ったスープは、あっさりながらもコクがあり、寿司の合間に食べてもくどさを感じない絶妙な設計。中太のウェーブ麺はモチモチと弾力があり、スープとの絡みも上々。見た目以上に満足度が高い。

「醤油ラーメン」の具材はシンプルながら、これで90円とは驚きだ(筆者撮影)

しかも肝心の寿司が美味しい。ネタは厚みがあり、シャリはふんわり。タッチパネル注文から提供までのスピードも驚くほど速い。アプリの予約システムやUIも直感的で、初来店でも迷わず操作できた。店内は清潔感があり、ファミリーから一人客まで過ごしやすい空間だ。

寿司関連のフェアも同時に開催されていた(筆者撮影)

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【「90円ラーメン」は単なる“集客のエサ”ではなかった】

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