日本にいるフランス人観光客がどこでタバコを吸うのか観察したら、通りの陰に隠れて目立たないように吸っているのをみかけた。「へえ、フランス人がんばってる!」と思ったそうだ。
何でもサクサク言うフランス人、あまり言わない日本人
フランスでは、稀にアジア人の見た目を揶揄されることもあるが「差別は気にし始めたらキリがないので気にしない」。そういう時は「視野が狭いのね」と思うことにしているのだそう。
他のアジアの国から来た友達に聞くと、「ひどいことを言われた」などとも聞くが、フランスには日本が好きな人が多い。日本をルーツに持つアンナさんの場合には「日本語でこれはなんて言うの?」など、好意的に受け入れられていると感じるそうだ。
「フランス人とのコミュニケーションは、何を言われても気にせず、深く考えずに気楽にオープンに接するといいと思う」とアンナさん。「彼らは本当に何でもサクサク口に出すので、日本人の心に刺さってしまうかもしれません。でもフランスでは、言われたことは本当に何も気にしないほうがいい」と語気を強める。
逆に日本に行くと、アンナさんはフランスにいるよりも色々考えて行動している。「郷に入れば郷に従えで、浮かないように周りに合わせています」
例えば電車の中。フランスだと荷物が誰かに当たるとすぐ「当たってます」と言われる。
ところが日本人はそういうことをあまり言わないので、「自分の荷物が誰かにぶつかっていないかな」とフランスにいる時よりも気を張って気をつけている。「それでも浮いているんじゃないかと心配になります」



















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